排水溝が詰まった・・・ ~犯人の甘い罠~

ウチの台所の流しは少し古くてゴミが詰まりやすい。

なので、俺も時々掃除をする。

まあ本格的なものではない。溜まったゴミをゴミ箱に捨てるだけ。

 

今日も詰まった。くそっ。

シンクに水がいっぱい溜まってきたので(笑)、ゴミ受けを抜いて排水を。。。と思ってたら、途中でいつものようには流れなくなった。

 

あれ?

いつもなら、「ゴゴー!」って抜けるのに。。。

 

おいおい、完全に詰まっているじゃないか。マズイ・・・

シンクの水が全く減らないぞ。。。

 

しばらくほっといたら徐々に流れるかなと、ひとまず放置。

15分ほどして見に行くと、ほらな、徐々に水は・・・

 

へ、へ、減ってねぇーーー!!

1ミリも減ってねぇーーー!!

 

ちょっと本気になってきたので、見つけた針金を排水溝に差してみた。

20センチほどいったところで針金が止まった。むむ、むむむ、固い。。。

てっきり、いろんなゴミがうまく絡まって詰まっているんだと思っていたが、この固さはそういう固さではない。

 

まるで「ここで排水溝は終わりです」みたいな手応えだ。

 

いよいよマズイ。。。

明日の朝台所が使えないと生活に支障をきたすぞ。

 

落ち着け・・・落ち着け・・・

とにかく現状把握だ。まず、排水溝がどんな状態になっているのか、できる限り把握しよう。

 

シンクの下を開いて、排水溝を覗いてみた。

ちょうどゴミ受けと同じ太さで20センチほど下がった後、太さは3センチくらいの排水溝の蛇腹のホースが、ねじ込み式の継ぎ手でつながっている。

 

20センチ?なんか覚えがある長さ。。。

あ、針金が止まったあたりだ!

 

ということは、この継ぎ手の部分がクサイ。

少しねじ込みを回してみると、意外と軽く回る。下の蛇腹ホースも一緒に回る。

なるほど、蛇腹ホースの下は固定されてないんだ。

 

ちゅうことで、継ぎ手をハズして・・・・あ、水。。。

シンクには排水が満タンだ。継ぎ手をハズしたら、キッチンの収納庫が水浸し。くそっ。

 

仕方がないので、手動で溜まった排水を掻き出すことにした。

バケツに少しずつ水を搔い出して、トイレに捨てる、搔い出す、捨てる、搔い出す、捨てる・・・

夜中に俺は何をやっているんだ!という思いが頭を巡りそうになるのを振り払いつつ、ひたすら、搔い出す、捨てる・・・・

 

なんとか、許してもらえそうな量に減らすことができたので、いよいよ継ぎ手の取り外しに着手する。

 

シンク下の収納庫から、できるだけモノを取り出して、最悪の事態に備える。

最悪の事態なんて想像しただけで立ちくらみがしたが、気をしっかり持って、これまで、そしてこれからも使われることがないであろう妙な形のお皿や鍋を収納庫から出す。

後で再度格納しなければならない事は必死に頭の隅に追いやった。でないと泣いてしまいそうだったから。

 

ありったけのぞうきんで周りをガードし、継ぎ手部分もぞうきんでカバーしながら、少しずつ継ぎ手を回していった。

 

思ったほどの漏水もなく、スコッと継ぎ手が取れた。

案の定、ゴミが詰まっている。いったい何が悪さをしてたんだ。

継ぎ手を覗いてみたら、

ひとくちゼリーの容器!!(手前は大きさ比較用のタバコ(笑))

ひとくちぜりーの空容器が、排水溝の継ぎ手部分に引っかかってフタをしていた。

流しのゴミ受けをハズしたときに、ズボッといって引っかかったんだろう。

しかし、よくもまあうまい具合にハマったもんだ。。。ていうか、こんなもん、ちゃんとゴミ箱に捨てろよ、ばかもんが!

 

まあ、排水溝はスッキリしたけど・・・

あーあ、なんだかなあ。。。

こんなくだらないことで、貴重な時間を無駄にしてしまった。。。

 

と、テンション下がりまくり状態の中、前のめり思考の俺は、少しだけ溜飲を下げる方法を思いついた。

そうだ、こう思うことにしよう。

 

「トイレじゃなくて良かった。(´▽`) ホッ」